空みつえの詩ごころブログ

詩作品のブログです。好きな事や読書の話、日記も。

詩「メロスのように」

「メロスのように」 空みつえ

そうさ

まだ走る

ぶっ倒れても
かまやしないさ

どこまでも
あきらめきれないさ

これは
産まれた時から決まっていた
約束ごとだから

約束を守るため
ぼくはメロスのように走りゆく

一等賞 ほしいさ
ぼくだけの一等賞

誰にも渡しやしないさ
ぼくだけの人生の勝利の証

だから
あきらめるなんて

きっととんでもないのさ

ぼくは走るよ
どこまでも

地平線を目指して
虹の橋を目指して

たどりつけないくらいに
目指すなら

大きなものがいいさ

そうすればきっと
ぼくはどこまででも走れる気がする

            平成21年8月

 

詩「しあわせな梅雨」


あめのひに

あじさいが
うれしそうにえみをこぼして

木々のなかで
とりたちが

身をよせあって
至福のひととき

あまつぶは
あまつぶは

梅雨のくもから

そうやって
しあわせのしずくになって
ふりそそいで

かさではじいて
つちにとけたら

ちきゅうだって
いかにうれしからんと
わたしもほほえむ


            平成23年5月

詩「やまにいく」


やまにいくと
つちをふんで
くさをよけて
きぎにふれて

なんだか
あのみどりが
めいっぱいに
ひろがるさまに

あんしんするんだね

つちのくろくて
やわらかいのに

ほっとするんだね

そらのあおくてひろいことに
うれしくなるんだね
            平成23年6月

――――

追記

 

次の作品からは、更新の頻度をやや減らして
負担にならない程度の不定期の更新になると思います。
自分なりに試行錯誤しています。よろしくお願いします。     空みつえ

詩「おなじ」


おはな
むしくん
それから

あたし

ほかの

かんがえかた
かんじかたのひと

くにのちがい
ぶんかのちがい

それでも

ほら

おなじおてんとさま
あびている

            平成22 年9月

詩「たたく」 


こころがつらいひとに
がんばりすぎているひとに

がんばれって
いえないの

なにもいわず
そっと

せなかをたたくくらいの
ことしかできないことも

きっとある

でも
わたしがつらかったときに

せなかをたたいてくれた
てをにぎってくれた

ひとたちのことをおもうと

なみだが
あふれてくるから

きっと
それでいいんだと

そうおもう

            平成21年7月