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空みつえの詩ごころブログ

詩作品のブログです。好きな事や障害や読書の話、日記も。

誰かさんの詩

詩「ふゆねこ」空みつえ

ねこが毛を もこっと立てたらふゆまるでぬいぐるみかおまでころっころ もこっとやわらかふわっとあったか いっしょにぎゅうっとくっつきたい ふゆのねこ いやんちかづかんといてっていうてはる

詩「いりだいずから」空みつえ

いりだいずからきなこの匂いくちにひろがるいいかおり こうばしくぬくもりふくんでやさしい大地の肌ざわり いりだいずをこなにしてきなこなら きなこはつちのおまごさんだ なるほど なるほどようにとるとくちがほほえむ

詩「お日さんとかげ」空みつえ

お日さんとかげはきっと仲よし お日さんがいるとかげはかならずどこかにいる かげのあるときはお日さんがいるよ お月の光も日の反射だという いつもいっしょのかげとお日さん まるで兄弟まるで姉妹

詩「とりがなく」空みつえ

チューピチチューピチ 木々のあいだでとりがなく さむいねとかいいお天気ねとか わたしには分からない言葉でそれでもやっぱりとりは ひととおなじいのちだそこはピタリと とりがなくわたしはうれしい

詩「ちょうちょう」空みつえ

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ やさしいやさしいはねのかぜ しずかなしずかなちょうちょうの その吐息をそばだててきいている 耳にほおずるそのくうき だあれもいないくさはらの ののはなだけが

詩「黒ゴマ」

詩「黒ゴマ」 空みつえ 黒ゴマかんだひと粒歯でね プッちんかんだらクラりとしたよ 黒ゴマの匂い味音が 一瞬で僕に広がるまさに 光の速度で その衝撃にクラりときたよ なんだかとっても嬉しそうに なんだかいかにも楽しげに 黒ゴマは プッちんはじけてダンス…

詩「ねこころん」

ねこころんとまるくなるひだまりわたしはせんぷうきほしいのにねこころんとあたたまるくろい毛がまったくもってほわほわとやさしくこのめにうつるふしぎさねこねてころんいとしいあいくるしい 平成24年6月

詩「おにわ」 

「おにわ」空みつえ ひまわりのおはながおにわにさいているのよ あめがざんざんふるというのにたいようさがして上むいて まだ さいてるよあじさいといっしょに あじさいはあめがすきあめのなかでこそ かがやくはな ひまわりはたいようがすきいつもたいようを…

詩「部分日食」

いろつきめがねからたいようをのぞくと なんだかおかしい かぞくをよんでいっしょにみたけど やっぱりおかしい だんだんかけていってさいごにはにっこりして わらってるよ? なにかうれしいことがあったのかな たいようがうれしいとわたしもうれしい たいよ…

詩「あめふりぴっちゃん」 

あめあめぴっちゃんお花はうれし あめあめぴっちゃん大地もうれし あめははじまりいのちのみなもと ごごのおにわのののはなも ばあんざいをしています 平成22年4月

詩「いちおくまん歩」

ちいさなちいさな ありのこの いちおくまん歩のながたびを ばかにしちゃあならんのですよ あるいた世界はせまくても みえるもんはちいさいぶんだけ たくさんたくさん あるのです 平成22年4月

詩「あなたと」

つながっているから あなたとつながっているから このぎんがにうまれてほんとうによかった と そういえる日がくるかもしれないね だってわたしたち 地球人であるまえに宇宙人だもの ほかのほしのおともだちができるかもしれないわ そしたらこのぎんがの ほし…

詩「ジーパンをはいた少年」

ジーパンをはいた少年がたまごになって座っている 鼻の先をぐいとこすってちょっと得意そうで マヨネーズを絵筆につけて自分のたまごを染めあげる これはきっと一流の仕事よ ジーパン生地が絵筆で染まり鼻の先にもマヨネーズ 胸を張ってたまごを染めるつやや…

詩「観察者」

夜空にひかるしろいあな きっとそこからのぞいてる 宇宙人がためいきもらし まだ同士討ちをしてるじゃないか 平成18年2月

詩「よるあめ」

あまおとが聞こえてきて妖精がステップする 今日はお祭りたのしいな ぴちょん ぱちぱち くるくる くるん 平成18年6月

詩「かぜのこども」

かぜのこどもがまちにきた わたしのまちにあそびにきたよ いたずらこぞうのかぜのこが せんたくものをまきあげて つくえのかみたばふきとばす わたしのよこをよこぎるときに にっとわらったいたずらこぞう おーい かぜのこかぜのこよーい あんまりいたずらや…

詩「じまん」

おいらのうちはすごいんだうれしそうに胸を張って雨がふりゃああまつぶで日が差せばたいようでますます胸をそらしてきらきらに輝くんだそう言って木のあいだから「どうだい?あそびに来たくなったろう」おちゃめにウインクしてクモの巣に住むおうちじまんさん…

詩「味付けのり」

よる味付けのりをちぎってすかすとまんげきょうのようにきらきらとかがやいてみえたにちじょうのささいなところにいるくせにほんに味なことしてくれはる 平成21年9月

詩「あめちょう」

きいろいちょうちょがあめのなかをひよるりひよるりおよいでいます まるでおさかなのようにエラ呼吸するのかしら きいろいちょうちょがおやねをひよるりひよるりのぼっていきます あかるいいろがたいようのようでした 2012年7月

詩「へそまげ」

おとうさんがへそまげた180どへそまげたぐりぐりぐねぐね2かいもまがりくねってくねってもどってきた

詩「木々は」

なんねんじゅうねん じっくりどっしり おんなじところでほめられもせずただ ひたすらに じぶんのいのちのしごとをはたす ちきゅうじゅうのすべての木々は 2013年5月

詩「てれや」

げんかんにおかあさんがかたずけたスリッパ なんてもうてれやさんすみっこでかしこまってまっか わたくしなんかはほんとうにきはづかしくてならぬうと うずくまる 平成24年2月 空みつえ

詩「つちいろおちば」

つちいろのおちば カラリカラリと風に吹かれてどこいくさ おちばはつちの子どもおかあさんのところへかえるさ つちいろはほんもののつちに つちはちきゅうの身体よ まったく まったくえらいこった 平成23年12月 空みつえ

詩「古いはかり」

古いはかりよみせさきの ちゃいろくなったそのかおが ほこらしそうにむねはった おいらの長いはたらきぶりは おつきさんもおどろくほどだと そう言ってわらっては くろいはりをぐるんとする 平成23年1月 空みつえ

詩「ねむるねこ」

ダンボール箱でねむるねこ あんしんしきってじゅくすいよここがわたしのたからばこなっとくしつつもうつねがえりにますますねむくなるああもうあんしんだと ねいきのおれるこのへやでかいぬしさえもあくびする ああもうあんしんだと 平成24年5月 空みつえ

詩「いれたてコーヒー」

コーヒーのあたたかさが舌にやさしい まるではるかぜのようだまるでおかあさんだ そのかいなにだきしめられればいかほどあんしんできようかそうおもってしまうほどにそう感じてしまうほどに いれたてのコーヒーは日だまりのははのえがお ひとくちのむたびほ…

詩「くもも」

もももももももくもももも おそらのうみにお舟がうかぶ ふくらんでちぎれて もももくももと あそんでいる そのうちわらいごえがきこえてくるわ そらのうえから 平成23年3月 空みつえ

詩「そうして まわって」

いじらしいはなばな いきものたちがみつをたべにくるそのときをまってただまってみつをつくりつづける あいらしいみつばち みつをへらすだけにしないで おはなのかふんをわざわざはこんでくださる そうして まわってこのにわは今日も平和 平成24年5月 空みつ…

詩「お香」

お香のけむり水紋のように わをかいてのぼる 海のなかでおさかなが エラ呼吸 する そんなきぶんになる およいだらおよいだら こんな匂いがするからしら 平成22年7月

詩「おへんじ」

おじいちゃんじっと じっと かんがえるゆっくりゆっくり まっているわたし かいわのキャッチボールをまってるの おへんじいそがないでいいよまっているじかんが すごくやさしいからね 平成22年6月 空みつえ

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