2021-05-20 詩「ジーパンをはいた少年」 誰かさんの詩 © 2020 Mitue Sora ジーパンをはいた少年がたまごになって座っている 鼻の先をぐいとこすってちょっと得意そうで マヨネーズを絵筆につけて自分のたまごを染めあげる これはきっと一流の仕事よ ジーパン生地が絵筆で染まり鼻の先にもマヨネーズ 胸を張ってたまごを染めるつややかなきいろい色よ ジーパンをはいた少年がたまごになって座っている エプロンを付けたママさんがフライパンでひょいと跳ばす これはきっと一流の仕事よ 平成18年6月