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空みつえの詩ごころブログ

詩作品のブログです。好きな事や障害や読書の話、日記も。

詩「はなびら、いちまい」空みつえ

「はなびら、いちまい」空みつえ はなびらいちまい おはないちりん とうとい いのちよ きらいなあのひと にがてなこのひと たった ひとつきりのたいせつなたましいよ 平成24年10月

詩「やまにいく」

「やまにいく」空みつえ やまにいくとつちをふんでくさをよけてきぎにふれて なんだかあのみどりがめいっぱいにひろがるさまに あんしんするんだね つちのくろくてやわらかいのに ほっとするんだね そらのあおくてひろいことにうれしくなるんだね 平成23年6…

詩「おなじ」

「おなじ」空みつえ おはなむしくんそれから あたし ほかの かんがえかたかんじかたのひと くにのちがいぶんかのちがい それでもね ほら おなじおてんとさまあびている 平成22年9月

詩「いちびょうは」

「いちびょうは」空みつえいっしゅんいっしゅん さいぼうが うまれたりしんだり している わたしがいきつく まもなく あさがきてよるがくる ちきゅうのほしのいちびょうは 平成22年3月

詩「いっぽ」 

「いっぽ」空みつえ ひとりだけひとりだけのいっぽ だあれもいないなかでのいっぽ そばにはおはながいちりん そばにはおひさんさんさん そばにはくさがそよめく このゆび このゆびとーまれ にほさんほよんほ じゅっぽにじゅっぽ ひとりふたりさんにん じゅう…

詩「いま」

「いま」空みつえ わたしにはいましかない いまがかいたしゅんかんに きえる いまいまいまいま ほら もうかこになってるだいじないま わたしはいまをいきる みらいみつめて 平成22年2月

詩「かなしさや」

「かなしさや」空みつえ かなしさやつらさやくるしみに寄りそうには おなじだけかなしいおもいをつらいきもちをくるしい日々を 経験してなくちゃいけないの いばらの道を通ったひとは いかにやさしからん ぜっぺきのふちに立ったひとは いかにつよからん 平…

詩「冒険」

「冒険」空みつえ にわに咲いてるお花のように 時がこないと分からないことって あるよねきっと 白馬に乗った王子様だって馬に乗るまで分からない 桜のピンクだって咲かないと見えないよ でも僕はだからこそ僕は自分で探しにいきたいんだ 僕だけのたからもの…

詩「パン」

「パン」空みつえ あるいてあるいて あるいてあるいて つかれたらちょっと先にある パン屋さんで手づくりの ふわふわパンでも買って 食べながら休むといい 時間は待っちゃくれないけれどでも君の大切な人くらい きっと食べ終わるのを待ってくれるからさ 平成…

詩「数え方」

「数え方」空みつえ ちがうとこぱっかり数えているからケンカになる わるいとこばっかり数えているからキライになる 同じとこさがしていこう 良いところみつけていこう そしたらきっとすきになる 平成17年1月

詩「闇」

「闇」空みつえ 私は暗闇の中にいる一人でポツンと座っているいつからここにいるのだろうそれすらももう忘れ去ってしまったそれほどの昔から私はここにいる 私はしゃがんで待っている朝が来るのを待っている新月の闇夜の荒野でなぜ闇は薄れないのだろうそれ…

詩「往来」

「往来」空みつえ いつも何故だか不安になる私だけ道の真ん中に立ちつくして道を通る往来を見ている 立ち止まって話する人こちらに手を振ってくれる人あいさつだけして去っていく人 二人して手をつないで歩いているのに進んでいくのは君一人だけで私はやっぱ…

詩「ぼくたちのこと。」

「ぼくたちのこと。」空みつえ しんのぞうのおと。 いのちのみなもと。 おかあさんのおなかのなか。 まわりのひとのたすけ。 むしたちのいぶき。 きぎのざわめき。 くうきのながれ。 かぜのおと。 つちのざらざら。 そらのきらめき。 そして、 わたしをとり…

詩「雨の日のさんぽみち」

「雨の日のさんぽみち」空みつえ おと雨の音やんだおとざんざんざばざば雨の音きんじょで土砂崩れさんぽはとおまわりあかいかさももいろのながぐつそらいろのジーパンみずたまりぱちゃぱちゃあめさんはもうやんだいぬのさんぽのおじさんにこんにちはってごあ…

詩「さなぎのときの」

「さなぎのときの」空みつえ さなぎのときの苦しさをしらぬ虫は 永遠に蝶にはなれないし 脱皮するときの痛みをしらないへびは 永遠に成長できない 痛みと苦しみをしるものにこそ ほんとうのこうふくが理解できるのだ 平成21年7月

詩「おもう事」

「おもう事」空みつえ きれいだとおもうときれいになる ぶさいくだとおもうとぶさいくになる うまいとおもうとうまくなり へただとおもうとへたになる おもうってそういうこと 平成22年3月

詩「なみだのゆくえ」

「なみだのゆくえ」空みつえ うみでないたらわたしのなみだは 大海のこどもになるのかしら そらをみてないたら風がはこんで ひとつぶがくもにまでなるかしら うつむいてこぼしたらそのなみだは つちのなかのたねの子守をするのかしら むだなんてこれっぽっち…

詩「たね」

「たね」空みつえ ぼくがぼくをしんじないなんて もったいないことはしてはいけないよ おはなはじぶんのつぼみがかならずひらくと しんじているからひらくの くさのたねも芽がでると しんじているからおおきくなるの ひともおなじよ 平成22年9月 空みつえ

詩「じんせい」

「じんせい」空みつえ じんせいのたたかいはこどくでひとりなの まわりにひとがいっぱいいても たたかうのはじぶんのこころといのちなの さいしょからさいごまでひとりでたたかうの じぶんのこころといのちを芯までわかってといっても それはむりなのおもん…

詩「やさしい世界」

「やさしい世界」空みつえ かぎりないやさしさに ささやかな行為に うれしさがこみあげる その一瞬 わたしは自分の目が どんなにふし穴だったかおもいしる やさしさは世界中 いたるところに咲いていて今も あたりまえのように待っている 平成22年8月

詩「ありがとう」

「ありがとう」空みつえ ありがとうはほうせきよりきれいださいこうにかがやいているうつくしい くちにしたとたんまわりのくうきがほんわりとあたたかくなる くちにしたとたんわたしのこころがよろこびにはねまわりたいくらいにどきどきする ありがとうはま…

詩「一大事」

「一大事」 教室で電車の中で 授業中に就寝前に 詩がノックする私 「あのうお取り込み中すみません」 そう言ってやってきた詩に 「こんなときに出て来るな!帰れ!帰れ!!」 なんてこと私には言えない 出てくるだけでありがたや 即メモするべし そうしてそ…

詩「青い空気」

「青い空気」空みつえ 引っ越したはずの故郷(ふるさと)のその窓は今はよそのものでそれなのに今も通りすぎるとふっと吸い込まれそうな気がする あまりにも青いその窓のあまりにも青い空の中で私は生まれたのだ 目を閉じるとあの空の中に子供の頃の私がいた …

詩「頂(いただき)」

「頂(いただき)」空みつえ ナスカの地上絵はたかい空からしか見えないし 富士山の頂の日に焼けるのが見たいなら 頂よりも上のほうに行くしかないの 同じように 辛いおもいをした人の心はもっと辛いおもいをした人の 心でしか理解できないし すばらしい人格の…

詩「夜行列車」

「夜行列車」空みつえ 真夜中に走る列車は異世界乗せてどこへいく 線路の上をひたすら走る 北へ南へ東へ西へ 真夜中に走る列車は宇宙(そら)を横切りどこへいく 閉じこめられた銀河を乗せて ぽつりぽつりと人間乗せて 闇をつきぬけどこへいく 闇の彼方にぽか…

詩「街の明かり」

「街の明かり」空みつえ 街の明かりはチカチカひかるおはじきみたいにパチンパチン そこはまるで夢幻の世界めくるめく万華鏡 車に乗って走り抜けると透き通ったガラス玉のニオイがした 平成17年4月

詩「みえないおはな」

「みえないおはな」空みつえ うらがわのみえないところでさくはなを いったいだれがみつけましょ どこのだれがなでましょう おはなはさくのひかげでも だれにみられるわけもなく それをもとめることもなく りんとしずかにつゆはねて はるかぜだけがしっている…

詩「しってるよ」

「しってるよ」空みつえ しってるよ しってるよ わたしがにんげんだってことくらい しってるよ わたしがいきものだってことくらいしってるよ おはなも いぬも らいおんも みんなおんなじいきものだってこと しってるよ はくじんも こくじんも あじあも あめ…

詩「あめふり」

「あめふり」空みつえ あめがぽんぽんふってきたので はっぱのふくきたようせいさんは あわててくさかげあまやどり あわててあめがふってきたから そらではからすのなかよしふうふが かあかあかあかあよびあって いっしょにおやどへとんでゆく かさにはねと…

詩「黄色いお花」

「黄色いお花」空みつえ 黄色いお花のネイルシールが 日のひかりにぴかりとひかる ごご きっともうすぐ夕暮れ くもってばかりのそらだけど 兄ちゃんがぴかりとひかる黄色いお花を くれたから こころの中はきっと晴れ 明日には向日葵の花が咲くだろう 平成21…

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