2022-06-17 詩「箱」空みつえ 詩 © 2020 Mitue Sora うれしいのはいちじくの木がわたしの背をこえたとき たのしいのはかぜと緑のおしゃべりをぬすみぎきするとき よろこびを探してかぞえては ためこんでいるのよいま わたしなりの形で そうしていつの日かその箱をひらくことのことを考えるの それだけでこれほどのよろこびはないわ ほんとうよ