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空みつえの詩ごころブログ

詩作品のブログです。好きな事や障害や読書の話、日記も。

詩「いちょう」空みつえ

いちょうの木がおちば ちらして とおりみちをつきあかりのようにそめていくの わらいごえがきこえるいろして おつきさまがまひるにでたかがやきをあたりにまぶして きいろい葉が「これからよ」なんてうれしそうに

詩「かげの入口」空みつえ

じめんにのびるかげはりついてむにむにと よるをつれてくるみかづきの国の入口 そのさきっぽをつかめたら よるのくうきたちとあくしゅができるようなきがして 石段にくっついたわたしのからだのかげをつつく

借りてきた本と感想。8

ー借りてきた本リストー ・「仕事に効く 教養としての「世界史」」 出口治明 祥伝社・「リンドグレーンの戦争日記 1939-1945」アストリッド・リンドグレーン著 石井登志子訳 岩波書店・「まど・みちお詩集」まどみちお著 谷川俊太郎編 岩波書店・「アンガー…

詩「はのリフレイン」空みつえ

はがおちる くるりくるりとおどりながらおちるというより舞う そのいっしゅんのうつくしさにあきのおとずれを感じて やきついてはなれない はの舞うおとがリフレインする

詩「こんいろあさがお」空みつえ

あさがおさいた よぞらのいろのまるでそううちゅうのひろがりを ぎゅっとしぼっておはなにしました とでもいうようにはてしなくふかくははおやのようなやさしさで

詩「なつのゆうぐれ」空みつえ

ゆうやけくもが染まってはちみつをミルクに とかした色のそら シオカラトンボがすぎていく じてんしゃで日にやけた子が家路をいそぐ あたたかくほんのりとあまみをふくんで なつのゆうぐれはすぎていく

借りてきた本と感想。7

―借りてきた本リスト― ・「キリスト教入門」山我 哲雄 岩波書店・「社会の真実の見つけかた」 堤未果 岩波書店・「獣の奏者 外伝 刹那」上橋菜穂子 講談社・「ユダヤ人とユダヤ教」市川裕 岩波書店・「ケケと半分魔女 魔女の宅急便 特別編その3」角野 栄子 …

詩「いも」空みつえ

だんしゃくいもはしんしだから たべてもおならはでないらしい メークイーンはじょうおうさまだから ひとまえでのおならなんてとてもとてもかんがえられないらしい えらいひとはたいへんだなあ かたがこってゴリゴリだ © 2020 Mitue Sora

詩「こうえん」空みつえ

いのちのかがやきこどものあくびそらのしたみあげるあおくうきかぜ そのすんだいろ はしゃぐこえおどるあし うたうとり みどりのかがやきそのうつくしさ きょうもたのしいこうえんの きぎがきいてるそのうたげ © 2020 Mitue Sora

詩「ココロのサングラス」空みつえ

サングラスかけると色がついてみえる世界ココロのサングラス 同じように太陽の光も暗くみえてしまうの 裸の瞳では直視できないほどにまぶしい太陽なのに サングラスかけて色まぜて 本当の美しさがみえなくなってしまったら分からなくなったら 日々の新鮮さを…

詩「よいやみのそこ」空みつえ

くるしいさびしいひとりだと きえてしまえと何度もおもいおのれをきずつけてきた私つらくてないたあの日々を のりこえ今こそわかるもの生きてありつるすばらしさけいけんできたよいやみのそこにかんしゃしたい つよくやさしいはげませるいまのわたしの原点は…

詩「いりだいずから」空みつえ

いりだいずからきなこの匂いくちにひろがるいいかおり こうばしくぬくもりふくんでやさしい大地の肌ざわり いりだいずをこなにしてきなこなら きなこはつちのおまごさんだ なるほど なるほどようにとるとくちがほほえむ

借りてきた本と感想6

―借りてきた本リスト― ・「イスラムとは何か。」CCCメディアハウス ペン編集部・「イスラーム―社会生活・思想・歴史」小杉泰 江川ひかり 新曜社・「獣の奏者 (3)探求編」講談社 上橋菜穂子・「くらべてわかる! キリスト教 イスラーム入門」ビジネス社 齋藤 …

詩「お日さんとかげ」空みつえ

お日さんとかげはきっと仲よし お日さんがいるとかげはかならずどこかにいる かげのあるときはお日さんがいるよ お月の光も日の反射だという いつもいっしょのかげとお日さん まるで兄弟まるで姉妹

詩「はらからへ」空みつえ

そばにいるよいつも しんじているよあなたのつよさを たちあがる両足をつよいたましいを どんな苦しみも辛さも 痛みだってのりこえて すすんでいけることをだいじょうぶ みわたしてごらんよほら、そこに 日が、のぼるよ

詩「ありがとう」空みつえ

ありがとうそのひとことはほっとみるくのように あたたかく はちみつのようにあまいはず さいた おはなのはなみつに みつばちがよろこぶように そんな そんなありがとうを いちにちにいくつさかせたかしら

借りてきた本と感想5

―借りてきた本リスト―・「マジ文章書けないんだけど 朝日新聞ベテラン校閲記者が教える一生モノの文章術」大和書房 前田安正・「人は愛するに足り、真心は信ずるに足る アフガンとの約束」岩波書店 中村哲・「10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ず…

詩「はじまりをともに」空みつえ

なんでどうしてをくりかえしても なにもはじまらない つらさのりこえてたちあがろう くらやみのなかにともしびをともそうよ まえへすすもう うしろをふりかえってもなにもはじまらない さきへすすもう さあ いこう!ぼくといっしょに きみのあしもとはぼくが…

借りてきた本と感想4

――借りてきた本リスト―― ・「さかな (ブライアン・ワイルドスミス作品選)」ブライアン・ワイルドスミス らくだ出版・「どうぶつ (ブライアン・ワイルドスミス作品選)」ブライアン・ワイルドスミス らくだ出版・「天、共に在り アフガニスタン三十年の闘い」…

詩「ながさないで」空みつえ

なみだはながれても こころはながさないで しっかりしなくちゃ いけないわ わたしのじんせいわたしのじかん にぎりしめて まえむいていこう

借りてきた本と感想3

――借りてきた本リスト―― ・「彩雲国物語12」雪乃紗衣 KADOKAWA・「うめぼしリモコン」まど・みちお 理論社・「ニュースの“なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問2」茂木誠 SBクリエイティブ・「種から種へ 命つながる お野菜の一生」鈴木純 雷鳥社…

詩「箱」空みつえ

うれしいのはいちじくの木がわたしの背をこえたとき たのしいのはかぜと緑のおしゃべりをぬすみぎきするとき よろこびを探してかぞえては ためこんでいるのよいま わたしなりの形で そうしていつの日かその箱をひらくことのことを考えるの それだけでこれほ…

借りてきた本と感想2

―借りてきた本リスト―・「彩雲国物語10、11」雪乃紗衣 KADOKAWA・「マンガでわかる!わたしの味方になる法律の話」遠藤研一郎 大和書房・「ニュースの“なぜ?"は世界史に学べ 日本人が知らない100の疑問」茂木誠 SBクリエイティブ――――以下、読書レビュー。

詩「あまがえる」空みつえ

詩「あまがえる」空みつえ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ あまがえるくんくろいめだまぐるりとまわして かえるなりにむずかしいことをかんがえているつもりになって くさむらでジッとうつむくくもりぞら たとえばあめふり さえ…

詩「せかいはわたしのなかに」空みつえ

せかいはわたしのなかにせかいはあなたのなかに そのこころのひとつひとつの宇宙のなかに ほしもそらもくさもつちもたくさんの生きものたちも すべてあなたのこころのなかにあなたのいのちのなかに ありのこころのなかにむしのたましいのなかに

借りてきた本と感想1

―借りてきた本リスト― 「ヒトラー ―虚像の独裁者」 芝健介 岩波書店 「彩雲国物語8」「彩雲国物語9」 雪乃紗衣 角川文庫 「ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと」 岩内紀ほか 新潮社 「本へのとびら 岩波少年文庫を語る」 宮崎駿 岩波新書 ―本の感想―

詩「水たまりの中の」空みつえ

水たまりに空がとけるおちばの散ったその中に くもをぷかりとただよわせてたいようがダンスするかげも水面にゆれるそのとき ああこのひとときのひかりとかげのうつくしい仲の良きことうれしくて ほんとうに水たまりをはねてかき乱すのが もったいない

詩「私の情報の世界」空みつえ

流れ込む情報の量はとてつもなく 多く 新幹線のように速くて 私は口をぱくぱくさせたまま 何も出来ない あふれかえってこぼれる水は コップにふたをしても どうしようもなくもれてくる かといえば あるひと音に手がふるえ 耳にとどまる

詩「おと」空みつえ

おとおと おとおと おと おと テレビのこえパソコンをうつあるくくつおとお子さんのしゃべる布ずれのものがおちる カシャンとかさなるこの 「おと」なるものにはまことに まことにうっとおしくさわがしくまどろっこしいのだ ないとさびしいのに

詩「とりがなく」空みつえ

チューピチチューピチ 木々のあいだでとりがなく さむいねとかいいお天気ねとか わたしには分からない言葉でそれでもやっぱりとりは ひととおなじいのちだそこはピタリと とりがなくわたしはうれしい

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